実験区は、平成9年より3年間固定化菌体を投入し、ヘドロの分析も行ってきました。
現地の状態は、天候や流入水などに大きく影響されるため3年問を比較するのは難しいですが、以下のようにまとめました。
全窒素量・硫化物量は、初年(平成9年)に激減しました。その後は、使用開始時のよ
うな高い値になることはなく推移しました。全窒素量の減少は、アンモニア発生の抑制に
も繋がることから、硫化物のデータと合わせて悪臭発生の防止に効果的であることが明ら
かとなりました。
川底の状態は、固定化菌体使用以前は、ヘドロが多く、川に入ると足が沈んでいきまし
たが、固定化菌体を使用するにつれて、川底がしっかりして沈まなくなりました。川底の
ヘドロも沈降性が増し、ヘドロ自体の量も減少しました。
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