微生物が多量に発生し、池底はもとより泳ぐコイさえも見えない状態にまで汚濁がすすんだ池に、光合成細菌を付与した天然多孔質溶岩を投入。約5〜6週間後に臭いを含めた水質改善が見られ、きれいな池がよみがえりました。

施工前 汚泥がひどく、透明度を失い魚も見えない

浄化安定期(施工後5週間)遠くの池底もはっきり見える状態が続く。

浄化中期(施工後2週間) 少しずつ浄化が行われ透明度が出てきた

 
     
     
 

光合成細菌は汚れを除去する薬品ではなく、天然多孔質溶岩との組み合わせにより有様物を分解する能力に価れた光合成細菌を環境こ定着しやすくしたものであり、正常な環境を維持する生態系(自然の浄化サイクル)の再生を助けるものです。汚れた環境にもそこに適合するものから成る生態系があり、(薬品や機械による処理でなく)微生物などの自然の力によって環境を変えようとする場合、安定期にはいるまでの期間、過渡的にさまざまな生物のあいだで競争があり、優勢となる生物が入れ替わり、それにつれて状況が2転3転します。石に棲みついた光合成細菌によって、初期に吸着された有機物の分解が進むにつれて、何度かリバウンドを経ながら徐々に蒲浄な状態こ安定していきます。     ※水質と透視度は必ずしも一致しません。

 
     

基準値について  

ND・・・低量下限値未満 単位:mg/1(pH)
類型B、V・・・水産3級(コイ・フナ等の水産生物用)、工業用水、農業用水、環境保全なとの利用日的に適合する。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水質の変化(科学分析結果)

社団法人京都微生物研究所

7/29
8/18
8/27
9/3
10/4
10/29
1/6
1/24
3/23
4/26
6/30
基準値
類義

PH

水素イオン濃度

10.4

8.7

9.0

9.0

8.9

8.3

8.6

9.5

9.3

9.1

9.4

6.5-8.5
B

BOD

生物的酸素要求量

13

1

-

2

3

1

1

5

4

ND

3

 

 

COD

科学的酸素要求量

21

5

6

7

5

4

2

6

4

3

8

5以下
B

SS

浮遊物質量

44

6

8

ND

11

5

ND

13

5

5

13

15以下
B

DO

溶存酸素量

10

9

11

-
-
-
-
-
-
-
-
5以下

 

T-P

全リン

0.1

ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND

0.1

1以下
V

T-N

全窒素

2.0

1.5

1.6

1.6

1.8

1.9

1.5

1.6

1.2

1.5

1.8

0.1以下
V