対象汚染物質 ヒ素、アンチモン、カドミウム、クロム、銅、シアン化合物、鉛
マンガン、水銀、スズ、亜鉛

適応範囲
汚染濃度が比較的高い、粘性質土壌

対策技術
原位置浄化

基本となる
  浄化メカニズム
土が本来固有する「陽イオン交換能力」を利用し、汚染土壌中の重金属等の陽イオンを通常無害とされている陽イオンと交換させ、汚染陽イオンを水中に出し、土を浄化する。過剰重金属イオンは無機系金属酸化剤により酸化させ、金属酸化化合物とし不溶出化を図る。
水中に溶出した汚染陽イオンは、水処理過程にて(燃焼、凝集沈殿等)処理する。

※陽イオン交換を促進させる為、金属イオン交換促進剤(金属イオン別に対応、約5種類)
 を活性イオン水に溶解させておき、その促進液を土壌中に過飽和量を加え放置し(3〜5
  日程度)、汚染金属イオンを置換させる(2回程度実施)。その後置換された汚染水を抜
  く。過剰重金属は、同時に併用する無機系金属酸化剤により金属酸化物を作らせ、
  不溶出化を図る。
※土壌浄化の効果を観る為、簡単な予備テストを行い、その値を参考に正式配合を決定
  する。
※汚染物質に適応する金属イオン交換促進剤を選定する為、事前の土壌汚染の診断が
  必要となる。

 

予備テスト(図)
 
     
 
     
(金属イオン交換促進剤十興機系金属酸化剤併用法/淡海2号)
重金属浄化U